「シラノール誘導体」と聞いたことがありますか?
すでにストレッチクリーム(マザークリーム)を使ったことのある人は知っているかもしれません。
妊娠した時のお肌のトラブルに有効なことが海外では認められていました。
しかし、日本ではここ数年で認められてきた成分です。
妊娠線予防クリームの主成分として使われていることが多いですが、出来てしまった妊娠線の改善などにも使われます。
シラノール誘導体とは?
「シラノール誘導体」は、妊娠や体重の増加によって引き起こされる皮膚の乾燥や急激な伸びによって亀裂が入る皮膚のひび割れを予防します。
また、深いシワを改善したりする効果が期待されている美容素材です。
皮膚のコラーゲン層の構築に関わっていて、皮膚の弾力性を保つため有効な成分なのです。
シラノール誘導体の効果とは?
シラノール誘導体の研究によって効果が次々と明らかになっています。
代表的なものだけでも多数に上ります。
・妊娠線の予防に有効
・出来てしまった妊娠線の改善に有効
・シミシワに有効
・肌の弾力性を保つのに有効
特に妊娠線への有効性は高く、妊婦さん、妊娠線がすでに出来てしまっている育児中のママにも効果的なのです。
シラノール誘導体に含まれる成分
ミネラル成分である活性ケイ素誘導体が最もシンプルな形で結びついている化合物がシラノール誘導体です。
ケイ素は細胞を活性化するのには欠かせないものです。
ケイ素を摂取することで、他の成分が体に取り込まれやすくする働きもあります。
エイジングケアにも有効で、お肌のハリや弾力を保つのに必要な「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」などの構成成分の一つです。
妊娠線が出来るメカニズムとは?
妊娠5か月目以降、お腹は急激に大きく膨らみ始めます。
その伸びに対して、皮膚が伸びきれずに亀裂ができたものを妊娠線といいます。
皮膚が引っ張られてピンクの裂けたようになったり、赤紫色のひび割れのような線のことです。
出来てしまった妊娠線にアプローチ
妊娠線の予防に絶大な効果がありますが、すでに出来てしまった妊娠線を改善する力もシラノール誘導体にはあります。
シラノール誘導体に含まれているケイ素という成分には皮膚のダメージを修復する働きがあります。
妊娠線というのは皮膚の表皮ではなく、真皮部分のダメージです。
そのため、シラノール誘導体を浸透させることによって皮膚の奥にできてしまった亀裂である妊娠線が修復されていくのです。